2017年4月5日更新 Vol.37

スマホで「省エネ」、これもエコ!
寿命を長持ちさせるコツ、お教えします

  • 電気

バッテリー消費が寿命のカギ


日々の暮らしでもはや欠かせない家電となりつつあるスマートフォン(以下スマホ)。出先でバッテリー残量が気になる方は多いでしょう。実はスマホの寿命は、バッテリーの消費量に大きく影響されます。簡単に言えば「充電を繰り返すとバッテリーが劣化し、やがて寿命を迎えてしまう」のです。

そこで今回は人気のスマホ「iPhone」を例に、バッテリーの劣化を遅らせる、エコで省エネなスマホの使い方をご紹介します(以下で紹介するのはiOS9以上の機能です)。

面倒な人は「低電力モード」を選んでおけばOK!

まずは一番簡単な方法から。設定アイコンからバッテリーを選択し、低電力モードをオンにします。省電力モードになると、バッテリーの色が黄色くなります。バッテリー容量が20%を切ると、iOSが省電力モードをすすめてくるのでご存知の方も多いでしょう。省電力モードでは以下の機能が制限されますが、バッテリー消費は大幅に抑えられます。

・メールアプリなどのバックグラウンド作業の停止。

・画面の明るさを抑える。

・システムのアニメーション機能を抑える

・アプリの自動ダウンロードの停止

ただ、この機能は充電後にバッテリー容量が回復すると、省電力モードを停止するかどうか、iOSが毎回尋ねてきます。それが煩わしいという方は以下にご紹介する個別設定をお試しください。

一番電力を使うのは「液晶画面」です

iPhoneの場合、省電力に最も効果が高いのは液晶画面の明るさを抑えることです。こちらは設定アイコンから画面表示と明るさを選ぶと、明るさが手動で調整できます。明るさを落とせば落とすほど省電力ですが、落としすぎるとたとえば昼間の屋外で使用するときに、暗くて画面がよく見えないということもあります。状況に合わせて調節するとよいでしょう。以下、省電力に効果の高い設定をご紹介します。

○位置情報をオフにする:GPSがオフになるので、バックグラウンドの使用電力が抑えられます。デメリットはSNSなどのとの連動ができないことと、「iPhoneを探す」機能が利用できなくなることです。

○自動アップデートをオフにする:こちらもオフにすることで、常にサーバにアップデートするデータがないか確認する必要がなくなり、省電力になります。こちらはデータのバックアップとアップデートを習慣化することで、デメリットは解消できます。設定方法は設定アイコンからiTunes&AppStoreを選び、自動ダウンロードをオフにすればOKです。

充電しながらの使用も劣化を早めます

よく街中で携帯用の充電器に接続しながらスマホを使っている人を見かけますが、実はこれもバッテリーの寿命を縮めます。

というのも、充電時はバッテリーが熱を持ちます。この熱はバッテリーの劣化原因になるのです。熱を持った状態で使用を続けると、バッテリーはどんどん充電できる容量が減っていきます。同じように夏場に暑い車中にスマホを置いておくと劣化が早まります。ご注意ください。

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