2017年1月5日更新 Vol.28

冬本番でも心も体もぽっかぽか♪
クールに負けるな、ウォームビズ!

  • リサイクル・その他


電力による冷暖房を行う場合、室温設定の調節による省エネ効果は、夏よりも冬のほうが大きいことはご存知でしょうか。しかし残念ながら、省エネといえば夏の印象が強く、事実、クールビズの社会的認知度は92.5%であるにも関わらず、ウォームビズの認知度は70.8%と低め。(2014年度 環境省調査)始まった年は同じなのに、こんなにも差がついてしまっている悲しさ… 今回は省エネだけにとどまらないウォームビズのメリットをお伝えします!

ウォームビズをおさらい

暖かい服装で過ごすことで自宅や職場での暖房の使用を控え、地球温暖化対策を進めるという目的で始まったウォームビズ。暖房時の室温を「20度」に設定するとともに、快適に過ごせる生活スタイルの実現を目指す、というのが基本的な考え方です。京都議定書が発効されたのをきっかけに、2005年に環境省の呼びかけで始まった夏のクールビズに続き、秋冬版として同年にウォームビズも発表されました。

過度な厚着は必要なし、効果的な暖め方

太い血管のある部分を重点的に暖めることで体全体が暖まり、冷え性などの改善にも役立ちます。お風呂上がりはいつものパジャマの上にもう一枚羽織ったり、厚手の靴下を履く、寝るときはネックウォーマーを着用することで、布団の隙間から入ってくる冷気から首もとを守ります。寝苦しい夏とは違い、快適な睡眠が得られます!

みんなで暖かいところに集まり、美肌も実現!

家族や友達同士がひとつの部屋・場所に集まって過ごせば、暖房や照明のエネルギー消費を減らせるだけでなく、コミュニケーションも深まります。さらに冬が旬の食材、根菜類、特にしょうがなどはからだを内側から暖める効用も。鍋と暖房使用を減らすことで室内の乾燥を抑え、肌のカサつきを防ぐ効果もあります!

冬の運動不足を解消、健康な体へ

冬は忘年会や新年会などで、食事の摂取カロリーが高まるうえに、寒さのため運動を控えて家の中にこもりがち。通勤、通学で一駅分を歩いたり、積極的に階段を使うことで体温上昇だけでなく、新陳代謝が活発になり血行も良くなります。寒さを逆に利用して、日頃の運動不足も解消しましょう。ただ、急に外に出て運動を始めようとすると、室内との急激な温度差によって血管が収縮し、心筋梗塞や脳卒中などを招く可能性がありますので、準備運動はお忘れなく!


家庭の暖房を止めて外出するだけで、エネルギー消費を減らせます。スポーツをしたり、温泉や銭湯に行く、ショッピングモールや飲食店に出かけて楽しむのもすべてウォームビズ。たくさんの人が行動を起こすことで、日本経済も元気になります!

環境省 ウォームビズ公式サイト
https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/warmbiz/

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