2020年3月5日更新 Vol.142

AI、時短、そして省エネ!?
スマート家電が今アツい!

  • 電気

最新家電は時短でエコ

これから新年度に向け、異動や引越しを予定している方も多いことでしょう。今回は大きな進化を遂げている"スマート"な家電製品を紹介します。
ちなみに「白物家電」と呼ばれる、生活に密着した冷蔵庫などに対し、環境省は使用時に省エネになる製品に対し、「省エネラベル」で性能を評価しています。購入時の参考にしてください。
また、家電製品は無理に買い換えて廃棄してしまってはエコとはいえません。その点をご自身でよくご判断ください。

新・三種の神器

高度成長期の三種の神器といえば「白黒テレビ」「洗濯機」「冷蔵庫」でしたが、最近の家電量販店では「食器洗い乾燥機(食洗機)」「掃除機」「冷蔵庫」を指して新・三種の神器と称したりするようです。たとえば食洗機。人の手で洗うよりガス・水道の使用量が抑えられますが、最新型は省エネ性能が一層アップしており、人気があります。
掃除機はロボットタイプやコードレス式などの種類がありますが、床の違いで吸い込み性能を自動調整できる省エネタイプの製品や、AI(人工知能)を搭載し部屋の環境を学習するロボット掃除機などもあります。冷蔵庫は500リットルを超える大容量タイプや、急速冷凍機能、貯蔵量に合わせて温度を自動調整するといった高付加価値タイプが量販店で売れているそうです。

自動調理鍋が人気

その他にAIを搭載した製品もあります。各種センサーが量や汚れなどから最適な水量・洗剤量を判断する洗濯乾燥機や、好みを学習しておすすめの番組を提案するテレビなど、スマートな家電製品が続々と登場しています。
現在、共働き夫婦に人気なのが自動調理鍋です。
鍋に食材と調味料を投入し、画面で献立を選べば後は時間きっかりに料理が完成するため、家事の時短に大きく役立ちます。利用者の食生活や天候などを加味して献立を提案する鍋もあり、呼び方こそ鍋ですが、実態はもはや単なる調理道具を超えています。

IoTで家電はさらに便利に

日本電機工業会(JEMA)の発表によれば、2019年の白物家電の国内出荷額は、前年比2.7%増の2兆5108億円と、1996年以来23年ぶりの高水準となりました。なかでも大容量タイプの冷蔵庫や洗濯乾燥機が市場をけん引しており、その背景には共働き世帯が増え、家事の時短ニーズが増していることがあるとのことです。
家電で家事の時短を実現し、省エネ・エコも手に入れる。そんなスマートライフをぜひご検討ください。

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