今回は新潟県上越市にある「有限会社福田商店」の省エネを紹介します。こちらでは近隣から集めた鉄スクラップやアルミ缶などをリサイクルしやすいように処理し、海外などへ輸出。事業を通じて資源の有効利用を推進しています。
省エネ経済効果・費用
お手軽度
電力ピーク
約17%削減
2016年(2015年比)
電気使用量
約18%削減
2016年(2015年比)
省エネ施策
- 週に1度まとめて行っていた切断作業を3日くらいに分けて処理する
- 切断作業を行う際はできるだけ他の機械を稼働させない
- 水銀灯は必要な時必要な場所だけ点灯
省エネの背景
戦国武将として有名な上杉謙信ゆかりの地へ
省エネ施策
1 電気は使わない方が省エネ?
現場へと案内された浜口調査員は、大きな機械にびっくり!これは鉄スクラップを切断する機械。これまで稼働する頻度が少ない方が省エネになると思っていたため、鉄をたくさん集めてから週に1度くらいのペースでまとめて作業していました。
2 誤った知識が電力ピークのもと
スクラップをリサイクルしやすいようにするには1m以内の大きさにしなければならず、長い鉄筋などは何回も切断する必要があります。また、硬い物は手動に切替えパワーを上げて切断するため、電力消費が増加。週に1度の作業日は、常に電力ピークに近い状態となっていました。
電気料金削減のカギ!「電力ピーク」とは?
電力ピークとは一日のうちで最も電力使用量の高い30分間の値。電気を多く使う店舗などの企業(高圧契約の場合)では、この値で1年間の電気代のもとになる基本料金が決まります。
3 細かく刻んで平準化
現在は、週に1度まとめて行っていた切断作業を3日くらいに分けて処理するように作業手順を変更。さらに切断作業を行う際はできるだけ他の機械を稼働させないなど、1日の作業時間も分散させることで電力ピークを抑えることができました。
まとめ
省エネ意識の定着を実感
こうした取り組みをきっかけに従業員の省エネ意識の変化を感じている達人。以前に比べて電気のつけっぱなしもなくなり、作業場の水銀灯も必要な時必要な場所だけつけるようになったそうです。
企業プロフィール
- 会社名
- 有限会社福田商店
- 地域
- 新潟県上越市
- 業種
- 廃棄物処理業
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