今回は大阪府東大阪市にある株式会社日進社 物流加工センターの省エネを紹介します。食品や雑貨の包装資材を扱うこちらの物流加工センターでは、商品の袋詰をはじめ、保管や出荷などを行っています。
奥行き30m、高さ20mの巨大な4つの収納スペースに2台のクレーンが縦横無尽に動き回る、その迫力に浜口調査員が驚いています。
省エネ経済効果・費用
お手軽度
電気使用量
約30%削減
2015年(2011年比)
省エネ施策
- 移動回数に応じて、商品の保管場所を変更
- LED照明と省エネタイプのエアコンを導入
- 倉庫の扉の開閉ルールを設ける
省エネ施策
1 巨大ラックのある物流加工センター
2 ラックの使い方を工夫する
自動ラックには収納用のパレットが800枚あり、およそ2,000アイテムの商品や資材が保管されています。以前は資材などが搬入されるとパレットの空いている場所に雑然と保管していました。しかし、その倉庫の大きさから奥に保管された荷物をクレーンで移動させるだけで、大量の電力を消費していたのです。そこで達人がとった行動とは?
3 データから保管場所を考える
達人は荷物が搬入される前のデータの段階で、すぐに取り出すものは手前に、そうでないものは奥に保管するよう振り分けました。クレーンの動きを最小限にすることによって無駄な消費電力を抑えたのです。
続いて浜口調査員は、2階の加工センターへ!室内ではポップコーンの袋詰めを行っているようですね。
4 場所に応じて変えた省エネ方法
ここではさまざまなお菓子を袋詰めしています。衛生管理が重要な室内では、照明のLED化やエアコンを省エネタイプに交換するなど、設備面を中心に無駄な電力を省く工夫をしました。さらに冷房を入れた倉庫では、扉の開閉回数を減らすよう作業スケジュールを調整。温度上昇を抑えて省エネにつなげました。
企業プロフィール
- 会社名
- 株式会社日進社 物流加工センター
- 地域
- 大阪府東大阪市
- 業種
- 包装資材製造・販売
- 従業員数
- 40人(2015年9月1日現在)
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