今回の出演は静岡県焼津市でかつお・まぐろを中心とした水産加工品を製造・販売する石原水産株式会社。工場長の山村さんにお話を伺いました。
省エネ経済効果・費用
お手軽度 
省エネ施策
- 製造ラインをサークル状から直線に変更
- 外部業者による冷凍倉庫の霜取り管理の徹底
- 洗剤種類の統一による水道代の削減
省エネの背景
省エネ施策
1 製造ラインの見直し
以前は製造加工ラインにサークル型の設備を使用していましたが、この設備では作業効率が悪く、人員も多く必要でした。
そこで設備を直線型にリニューアルし、従業員1人あたり1時間2キロの製造量アップを目標に作業が効率的にできるよう工夫した結果、
1ヵ月あたり約120万円の製造コスト削減を実現しました。
2 冷凍庫内霜取り
加工品を保管するための冷凍庫や空調機器が消費電力全体の80％を占めるという石原水産。 24時間止めることのできないこの設備に省エネのポイントがありました。 それは専門業者に管理を任せること。庫内に大量に霜がつくことで稼働効率が悪くなるため定期的に霜取りの処理を行ってもらいます。 委託費用はかかりますが、それを上回る電気使用量の削減効果がありました。
3 取り組みは工場の外でも
アンテナショップの2階に併設されたレストランでは器の種類ごとに使い分けていた食洗機の洗剤を見直し、1種類にすることで時間も水も節約に。 また社員にエコドライブの気持ちを持ってもらうため、ドライビングコンクールに参加してもらい、 屋外に設置している自販機もヒートポンプ式にしたり、工場の外でもさまざまな取り組みを行いました。
企業プロフィール
- 会社名
- 石原水産株式会社
- 地域
- 静岡焼津市
- 業種
- 水産加工
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