今回の出演は大阪府門真市で板金加工業を営む株式会社大京精研。 「お金をかけずに手間かける」がモットーの同社ではどのような取り組みをしているのでしょうか。さっそく達人の木村さんのもとへ伺います。
省エネ経済効果・費用
お手軽度
省エネ施策
- 工場のシャッターを透明のアクリル扉に変更
- 屋根をくりぬいて、工場内に光を採り入れる
- 屋上にブルーシートを張って直射日光を遮断
省エネの背景
省エネ施策
1 手作りのエコ扉
冬場はシャッターを閉めて作業をすると作業場が暗くなってしまうため、透明のアクリル製の扉をつくりました。
板金加工の技術を活かし、鉄の枠組みは自社製、アクリル板は貰い物を再利用しました。
また風の侵入を防ぐ窓も廃材から作成。隙間をふさぐクッションもついています!
2 照明も電気いらずのスゴ技だった!
工場の天井を見上げて照明をよく見ると…。じつは照明の代わりに天井に蛍光灯をイメージした穴を開けて太陽光を取り入れていました。
「これに味をしめた」という達人は撤去した水銀灯の位置にも採光窓をつくり自然の照明として使用しています。
3 屋根にはさらなる省エネの秘密が
屋根の上で採光窓を見学していると周辺にあるブルーシートが気になります。聞くと工場を日陰で包む遮光ネットをイメージして設置した物なのだそう。
実際に体感温度が下がったという報告も。
他にもゴルフ場で廃品になったネットも遮光ネットとして使用。夏は二重にすることでより効果が高まるそうです。
4 そんな達人を見た社員は
最初は達人の取り組みに驚きを隠せなかった他の社員たちも、その情熱を見るうちに消費電力の大きい大型の空調の使用をやめるよう提言するまでに。 大型の空調は個人個人で使用できるスポットクーラーと扇風機、冬場は先ほどのゴルフ練習場からもらってきたヒーターへ切り替えました。 さらに昼休みはブレーカーから電気をオフにして待機電力も削減。社員の協力もあって電気使用量20%強の削減に成功しました。
企業プロフィール
- 会社名
- 株式会社大京精研
- 地域
- 大阪府門真市
- 業種
- 金属加工
- 従業員数
- 25人(2011/10/1現在)
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