今回の出演は千葉県東金市のスーパーマーケット 村の市場 東金店。このお店の特徴は、 広い店内に青果店、精肉店、鮮魚店が集まって対面販売する古き良きスタイルです。食品加工場を併設し、食の安全・安心を考慮したオリジナル商品を多数提供しています。 どのような省エネ活動をしているのでしょうか。
省エネ経済効果・費用
お手軽度
省エネ施策
- よしずと照明の工夫で節電
- 空調稼働は入り口と店内1台ずつ
- 冷蔵ケースの霜取り時間帯をずらして節電
- 商品在庫を調整して大型冷蔵庫の使用を中止
省エネの背景
省エネ施策
1 よしずと照明の工夫で節電
こちらのお店では食品加工場を増設したにもかかわらず、電力ピーク削減に成功しました。その取り組みは小さな工夫から始まりました。達人は店の入り口の前によしずを設置、 体感温度を約2℃下げ、商品管理をしながら涼しさも演出しています。よしずは季節によって移動する工夫もしています。店内では17台ある水銀灯を使わず蛍光灯だけを使用して営業し、節電に取り組んでいます。
2 空調稼働は入り口と店内1台ずつ
さらに、7台ある空調機のうち、入り口にある1台は約26℃に設定し、店内の空調はお酒売場にある1台だけを稼働。約28℃に設定しています。 同じ場所には卵売り場があるので、鮮度も管理できているのです。それ以外の場所は魚や野菜の冷蔵ケースから出る冷気を空調代わりにすることで基本的には空調は使いません。
3 冷蔵ケースの霜取り時間帯をずらして節電
また、達人は3台ある冷蔵ケースの室外機に水をかけて冷やし、霜取りの時間帯を30分ずつずらすことで電力ピークを抑えました。繰り返し水をかけて冷やすことで、室外機の負担を減らせています。
4 商品在庫を調整して大型冷蔵庫の使用を中止
店の外にある大型冷蔵庫は特に電気代がかかるため、店内の冷蔵庫に商品を移すとともに商品の発注を必要な分だけに抑えることで在庫を調整し、大型冷蔵庫の使用を止めました。 コストをかけず手間ひまをかける省エネ手法で、電力ピーク約17%削減に成功しました。次回の「村の市場 東金店②」では、達人の省エネ活動を支えてきたアイデア社長をご紹介します。
企業プロフィール
- 会社名
- 村の市場 東金店①(スーパーマーケット)
- 地域
- 千葉県東金市
- 業種
- スーパー
- 従業員数
- 70人(2011/8/1現在)
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