今回の出演は奈良県大和高田市の瀬川靴下株式会社。昭和45年の創業以来、婦人・子ども用靴下、紳士カジュアルソックスなどの製造を手がけてきました。
いったいどんな省エネ活動をしているのでしょうか。
省エネ経済効果・費用
お手軽度
省エネ施策
- 朝礼で電気の省エネに関して唱和
- 屋上に遮熱セラミック塗装を施す
- 省エネタイプの照明に変更
省エネの背景
省エネ施策
1 朝礼で節電への意識づけを唱和
同社では、毎週月曜日の朝礼で節電への意識づけを全員で唱和しています。
この取り組みを始めてから外光の届くところはすべて消灯し、昼休みのオフィスの消灯も徹底して行うようになりました。
2 屋上に遮熱セラミック塗装を施す
達人のアイデアで、工場の屋上の屋根にはNASAのスペースシャトルにも使用されている遮熱セラミック塗装を施しています。この屋根の下は広い倉庫になっており、夏場は30℃以上になるので空調を設置するとコストがかかってしまいます。
この塗装の効果で屋根の温度は約20~30℃下がり、室内温度は約4~5℃下がりました。従業員からも倉庫で作業をするときの負担が軽減されたという声があがるようになりました。
3 省エネタイプの照明に変更
次に達人が注目したのは、朝6時から19時間稼働している編立工場です。節電のため消費電力が少ない電灯に切り換えた結果、電気代を約30%削減できました。 ところが、新しい電灯の色は生地の色が判別しにくいというデメリットもあったため、業務を妨げずに節電するには限界がありました。
4 太陽光発電システムを導入
そこで達人は本社前にある工場の屋根に太陽光発電システムを設置。節電だけでなく、自家発電にも取り組みました。
ここでつくられた電気は自社の工場で使われており、この電気代は無料です。同社ではエコプロジェクトチームの発足など、さらなる省エネへの取り組みを続けています。
企業プロフィール
- 会社名
- 瀬川靴下株式会社
- 地域
- 奈良県大和高田市
- 業種
- 靴下製造
- 従業員数
- 65人(2010/12/1現在)
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