6月に入り、まもなく梅雨の時期がやってきます。気象予報サイト「ウェザーニュース」によると、今年の梅雨入りは全国的に平年並となり、梅雨明けは西日本で平年より遅いと予想。特に、九州北部と四国は長めの梅雨となるそうです。
梅雨の時期がうれしくなる?
地球やお財布に優しい雨水利用
- 水道
とめどなく降り続ける雨。これを何かに利用できないか… そう考えた大阪府は、過去に関西雨水市民の会を結成し、「おおさかレインボウぷろじぇくと!」を実施しました。今回は2年間の集大成として発行された「雨水利用事例集」の中から、雨水利用のポイントを紹介します。
私たちは多く天然資源を使わずに捨てている
1年間に100㎡(30 坪)の屋根に降る雨の量は130トン。なんとこれは1人が一年間に使う水量に近いそうです。家だけでも、お風呂、トイレ、洗濯、食器洗い、飲料用など、生活に欠かせない水ですが、それと同量を利用せずに捨てていると考えると、かなりもったいなく感じます。
雨水タンクを利用して有効に使う
雨水利用のポイントは、いかに効率よくためて有効に使うか。その役割を担うのが雨水タンクです。材質は、ステンレスやプラスチックなど、中には陶器や木製酒樽を利用している方もいます。それぞれ特徴がありますが、「光が遮断されていること」「密閉されていること」「たまった泥を取り除けること」が、雨水を無駄なく利用できるポイントです。
おすすめは家庭菜園や花への水やり
雨水の利用先として手軽なのが家庭菜園や花への水やり。マンションなどで庭がないという方でも大丈夫。家庭菜園はベランダでも十分可能です。日当たりが悪い場合でも、ミツバ、ほうれん草、春菊など日陰でも育つ植物はたくさんあり、都会でも季節感のあるスローライフを楽しむことができます。
家庭菜園のほかにも、打ち水や大掃除など年間を通じて活用できます。また、雨水タンクには、災害時などいざという時に命をつなぐ水がめの役割も。雨水利用は誰にでも手軽に始められ、地球やお財布に優しい環境保全の取り組みです。雨水利用の様々な事例やアイデアはこちらをご覧ください。
>>おおさか レインボウ ぷろじぇくと!「誰でもできる!楽しい雨水利用」