これから日本列島は夏本番を迎えます。5月現在、日本各地で30度を超すエリアが頻出しており、今年は暑いな、とお感じの方も多いと思います。暑い夏は「体を冷やすのが一番!」プールなどの水遊びを楽しむ方、帰宅後にシャワーを浴びる方が増えるのもこの季節ならでは。今回は、お風呂で実現する上手なエコをご紹介します。
これから夏本番!
お風呂場でできるエコをご紹介します!
- 水道
- ガス
水もガスも上手に使い、快適に過ごそう
夏場はシャワーだけ?なら、使い方に注意!
まずシャワーの使い方です。ついつい出しっぱなしにして使ってしまう方、いませんか?水温で15度、湯温で40度、1分間に12Lのお湯が出るシャワーを使うと仮定した場合、1分間利用時間を減らすだけで、3.8円の節約になります。これを毎日実施すると、年間1383円、Co2にして28.2Kgを削減できます。4人家族なら約5200円の節約となるのです。ちなみに、最新の節水タイプのシャワーなら、使い心地は落とさず、流量を減らすことができますよ。
お風呂はこまめに蓋をしましょう
「暑くても、お風呂にのんびり浸かって、リラックスしたい」という方も多いですよね。そういう方はぜひお風呂の蓋を活用し、温度を下がりにくくしましょう。200Lの浴槽の場合、4時間後の温度変化を見ると、蓋ありが約3度、蓋なしで約5度の温度低下がみられます。これでは追い焚きした場合に差が出ますよね。こまめに蓋をする習慣をつけましょう。
ちょっとの工夫で水・ガスをさらに節約
実は、給湯式のお風呂とガス釜式のお風呂を比べると、給湯式の方が省エネです。200Lの浴槽にお湯を40℃ためる場合を考えると、給湯式は8.1分で済みますが、風呂釜式だと35.2分かかります。この場合ガス代は給湯式が63.2円、ガス釜式が73.3円となります。追い焚き機能がある浴槽でも、最初のお湯を張るときは、給湯機能を利用すると良いでしょう。
ちなみに、なるべく間を空けずにお風呂に入る、お湯はなるべく洗面器などにためて体を洗うようにすることでも、水やガスの使用量は減ります。また、環境に負荷のかからないお風呂掃除方法としては、第31回で紹介した重曹を使った掃除方法なども参考にしてください。