生産スケジュールに着目!
テレビ会議を使って省エネ実現

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省エネ経済効果・費用

お手軽度 星1個(星3個が最もお手軽)

電力ピーク

20%削減
2015年(2014年比)

省エネ施策

  • スケジュールを調整して機械の稼働を平準化
  • テレビ会議でコミュニケーション向上

省エネ施策

1 工場の命が電力ピークの原因


今回は福島県白河市にある株式会社フォーマンス(現:株式会社武田産業) 福島工場の省エネを紹介します。こちらでつくっているのはプラスチック製のフィルム。冷凍食品や梱包材など、さまざまな製品を手がけています。工場内に入ると、大きなフィルム製造機が3台。これらが全体の電気使用量の95%を占めているといいます。

2 スケジュールを見直し2台で生産


達人は、この製造機の使い方を工夫し、省エネに着手しました。フィルムの原材料は、約200℃の高温で溶かすため大量の電気を消費し、すべて同時に稼働させると電力ピークになっていました。以前は製造機の稼働台数に偏りがありましたが、達人は常時稼動を2台に抑えるよう、生産スケジュールを平準化させたのです。

3 生産スケジュールを見直し


また、フィルムは厚いほど消費電力が大きくなるため、同時に厚い製品をつくらないよう調整しなければなりません。そこで達人は現場スタッフと相談し、綿密な製造計画を立てるようになったのです。

4 テレビ会議システムを導入


これは東京本社と生産スケジュールについて、テレビ会議を行っているところ。毎日テレビ会議でコミュニケーションをとり、月間の工程管理なども話し合われています。こうして生産スケジュールを工夫することで製造量を変えずに、電力ピークの抑制に成功。そのほか水銀灯をLED照明に変えるなどして、省エネが実現しました。

企業プロフィール

会社名
株式会社フォーマンス 福島工場
地域
福島県白河市
業種
プラスチックフィルム製造
従業員数
13人(2015年5月1日現在)

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