2018年5月15日更新 Vol.77

いまさらだけどあらためて
くーるびずのあれこれ

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夏のお決まりといえばアレ

2018年のゴールデンウィークは、夏本番のような暑さでしたね。夏の到来とともに、今年もスタートしたのが恒例のクールビズ!これは環境省が中心となって行われている軽装化キャンペーン。2005年から環境対策として、ネクタイやジャケットなどを着用しない軽装での勤務が勧められています。涼しい、かっこいいという意味のクールとビジネスを合わせた造語です。

クールビズっていつから?

1979年、第2次オイルショックの影響を受け「省エネルック」が発表されました。当時の大平首相自らが半袖スーツを着用し宣伝しましたが、馴染みのないデザインにより世間に定着しませんでした。さすがに半袖スーツは不評だったそう…。その後、官公庁により「ノーネクタイ・ノージャケット」が呼びかけられ、約30年かけてクールビズが普及しました。

クールビズが地域活性化に役立つ?

企業・団体によってはポロシャツやかりゆしの着用が許可されているなど、さまざまな取り組みが実施されています。愛知県西尾市役所では、特産物のうなぎなどをプリントしたオリジナルポロシャツを製作し、職員の着用によって地域の宣伝活動につなげています。冷房の使用を抑えながら地域活性化にも役立てる、一石二鳥の取り組みですね♪

いまの流行りってな~に?

ネクタイを着用しない場合、通常より体感温度は2℃下がるそう。近年ではくるぶしを出すと涼しくなるという効果から「9分丈」のパンツも流行しています。また、クールビズは男性中心のイメージでしたが、女性の社会進出の影響を受け、脇や襟部分を取り外して洗えたり、紫外線をカットしたりする機能を盛り込んだレディース商品の展開も強化されています。

あくまでも目的は地球環境保全


みなさんのご家庭や職場では、エアコンが過剰な設定温度になっていませんか?自分で服装を調整しながら、少し設定温度を上げる。一人ひとり意識することが、環境対策につながります。ぜひクールビズの目的や歴史、いまを知って、今年の夏もお仕事を頑張っていただけたらうれしいです。

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