伝統を打ち破る技術力で
高品質と省エネを実現！

省エネ経済効果・費用

お手軽度

約7%削減

2013年（2011年比）

今回は歴史的な建物が多く残る、京都府京都市を訪ねました。株式会社坂製作所は金属加工を行っている会社。加工した製品は産業用ロボットの部品などに使われています。省エネキーワードは「伝統を壊す」です。早速どんな省エネが行われているのか調査してきます！

金属加工業は高い精度を求められる世界。0.005ミリ以上の加工のずれで不良品となることもあります。加工機は気温の影響を受け膨張・収縮します。それが原因で加工にずれが生じてしまうため、空回し運転を1時間ほど行い、加工機の温度を一定に保つことが業界の常識になっています。

そこで達人は空回し運転をせずに加工できる方法を編み出しました。まず、最終的なサイズで加工する前に小さいサイズで仮加工。正しい位置で加工できているか確認し、ズレがあれば機械の設定を修正し、最終的な穴のサイズで加工するのです。

では実際に加工のずれはどの程度抑えられているのでしょうか。早速調査開始！板の中心に穴を開けます。穴の位置を測定し、ずれが0.005ミリ以内（24.995～25.005）であれば基準クリアです。結果は25.0025で見事にクリア！こうして達人は業界の伝統を壊し、省エネと高品質を両立できました。