昼夜の電気使用量の差に驚き!
データの徹底活用で省エネ

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省エネ経済効果・費用

お手軽度 星2個(星3個が最もお手軽)

電気使用量

36%削減
2013年(2010年比)

省エネ施策

  • 電力データを分析
  • 照明の3分の2を間引き。手元照明を導入
  • 機器の電源スイッチを分けてこまめなオンオフ

省エネ施策

1 小さいイモネジの専門メーカー


今回は東京都あきる野市を訪ねました。住宅街に工場を構えるのは有限会社斉田製作所。従業員24名、顕微鏡などに使われる小さなネジをつくっている会社です。こちらでは電気の使用状況を徹底的に分析し、省エネに結びつけたそうです。どんな取り組みを行っているのでしょうか?

2 グラフからムダを見つける


達人が省エネに取り組み始めたのは2年前。1日の電気使用量をグラフで確認すると、ネジ製造機械が24時間稼働しているにも関わらず、ある事実が判明したのです。それは夜使われている電気は昼間に比べて1/3程度で、従業員が働いている時間にたくさんの電気が使われているということがわかりました。

3 作業に支障が出ないよう代替品を用意


7時ごろから徐々にグラフが伸びています。従業員が使う電気は照明とエアコン。そこで達人は照明を間引きし点灯する数を1/3に減らしました。小さいネジを扱っているため全体を明るくしていましたが、手元照明を設置したことで作業に支障は出ていません。また、37年前から使っていたエアコンを最新のものに買い替えました。

4 過去の電気使用量から対策を講じる

さらに元日はすべての機械を停止しましたが、9kWの電気を消費していたことがわかりました。その原因はネジの製造機械。これはネジの形を入力する制御盤と機械の一部を動かす電気モーターが連動しています。以前は不具合を防ぐため常に制御盤と電気モーターの電源が入っていました。達人はモーターにスイッチを設置し、ネジを製造していない間はスイッチを切ることで、電気使用量を改善できました。

企業プロフィール

会社名
有限会社斉田製作所
地域
東京都あきる野市
業種
ネジ製造
従業員数
24人(2013/1/1現在)

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