2018年3月5日更新 Vol.70

映像が地球を救う!
年1回の環境映像祭がまもなく開催

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昨年12月、気象庁は2017年の世界の年平均気温偏差(速報値)を発表しました。2017年の世界の気温偏差は+0.39度で、統計を開始した1891年以降で3番目に高い値になりました。高温となる要因は、温室効果ガスの増加が影響していると考えられますが、日常生活では実感に乏しく、環境への意識は薄れがちです。そこで今回は、映像を通じて環境問題への理解が深められる「グリーンイメージ国際環境映像祭」をご紹介します。

グリーンイメージ国際環境映像祭とは?

環境をキーワードに、アニメーションからドキュメンタリーまで、ジャンルを越えた映像を国内外から毎年募集し、その中から受賞作品を上映します。開催は年に1度で、第5回は2018年3月23日(金)~25日(日)に、日比谷図書文化館コンベンションホールで行われます。今年は、53の国と地域から214作品の応募があり、うち29作品が第1次審査を通過。第2次審査で17作品がグリーンイメージ賞に選ばれました。

刻々と変化する環境問題の今がわかる

映像祭では、温暖化問題を考える作品をはじめ、持続可能な社会構築を考える作品や、地域社会の暮らしや文化を紹介する作品などを多数上映。映像を通して学ぶことで、多様化する問題や課題への理解を広げるきっかけとなります。期間中は、環境活動に取り組む方々をゲストに迎えた映像監督との対談も予定。また、毎年テーマごとにシンポジウムを開催しており、環境を通じて人々が広く交流できる機会となります。

全国各地で上映会、映像の貸し出しも実施

普段テレビや劇場では見ることのできない世界の環境の今をスクリーンで知る・学ぶ・楽しむことのできるまたとない祭典です。このほかにも日本各地で上映会が開催されており、大人から子どもまで、地域の環境や世界の環境について、ともに考える機会をもうけています。また、年間を通して映像作品の貸し出しを行っていますので、興味のある方はぜひホームページをご覧ください。

グリーンイメージ国際環境映像祭
https://green-image.jp/