2017年8月25日更新 Vol.51

除湿機能VS冷房機能、電気代が少ないのは!?

  • 電気


夏は暑いもの。しかし、文明の利器を活用してしのげるのなら、なるべく楽に過ごしたいのが本音だと思います。
そこで登場するのがエアコン! 夏はエアコンのお世話になりっぱなしという方も多いかもしれません。
ただ、気になるのが「電気代」。冷房をかけっぱなしにするよりは安いと思い、除湿機能を使っている方もいらっしゃるかと思いますが、気をつけないと除湿は冷房より電気代がかかる場合があるのでご注意ください。

そもそも除湿って何?

まず除湿機能についておさらいしておきましょう。
除湿とは「空気中の水分を除去し、じめじめした空気をからっとさせること」。
人間は湿度が高いと汗の蒸散効果が弱まります。不快指数が湿度と気温を基準に決められていることからもわかるとおり、同じ気温なら湿度が高いと不快に感じがちです。
エアコンの除湿機能が活躍する理由がここにあります。暑い部屋で湿度を取り、涼しく感じようというわけです。しかし、ここに罠があるのです!


気をつけたい除湿手法の違い

エアコンが空気中の湿度を取る場合、通常は空気を圧縮して温度を下げて空気中の水分を液化して除去します。
冷えたコップにまとわりついた水滴を捨てるようなイメージですね。
そのため、除湿後の空気は冷えています。この除湿方式を「弱冷房除湿」と呼びます。
この機能を夏場に使うのであれば、室内の湿気が下がって室温も下がるので、言うことありませんよね。
冷房機能(室温を下げるために熱交換機能を使い、室外機を回し熱を部屋の外に逃がす)よりもエネルギー消費が少なくすむため、電気代が少なくて済みます。

メーカーのホームページなどで確認を

ところが梅雨時に「弱冷房除湿」を使うと、部屋が冷えすぎて困るようなケースもあります。
そこで最近のエアコンで増えているのが「再熱除湿」の機能です。
これは除湿後の冷えた空気を温め、元に戻してから循環させる機能です。冷えた空気わざわざ温めなおすため、通常の冷房の約3倍の電気量を使うといわれています。
最近は除湿機能が「再熱除湿」タイプのみ、というエアコンが増えています。除湿時に機能を選べるものもありますが、こうした高機能タイプは必ずしも一般的ではないようです。

ご自宅のエアコンの除湿機能がどうなっているかはメーカーのホームページやお客様相談室などに問い合わせればわかります。 電気代を抑えようと思ってかえって高くなっていた! なんてことのないよう、ご注意ください。
参考:室内環境と湿度 ~効果的な除湿とは~

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