今回は岐阜県本巣市にある大洞(おおぼら)印刷株式会社の省エネを紹介します。こちらでは国内トップクラスを誇る1日10万枚のクリアファイルを生産。この度、生産量の増加に伴い工場を増設し、新たに印刷機を導入したことで生産能力も倍増しました。しかし、以前に比べ電気使用量はほぼ変わらないといいます。
省エネ経済効果・費用
お手軽度
省エネ施策
- 印刷インクを乾燥させる紫外線ランプの数を削減
- フィルムの保管場所をつくりエアコンを稼働させる範囲を縮小
省エネ施策
1 革新的な印刷サービスプロバイダー
2 紫外線ランプ数を削減
早速、省エネの工夫があるという印刷機の内部を見せてもらいました。これはフィルムに塗ったインクを乾燥させる機械で、フィルムが通過すると紫外線でインクが乾燥します。これまで紫外線のランプを3本使っていましたが、1本に減らし省エネにつなげました。でも商品の仕上がりに影響はないのでしょうか?
3 商品に影響しない対策
達人は1本のランプで乾燥できるよう資材を見直しテストを重ねてきたため、商品への影響はないと答えてくれました。乾燥しやすいインクへの交換やランプを調整するなどして、従来の品質を維持しているといいます。次に案内されたのは増設した工場。クリアファイルの材料となるフィルムの保管庫でした。
4 1260立方メートルから266立方メートルへ
フィルムは劣化を防ぐため、常に20~25℃で保管しなければなりません。以前は工場内の空いたスペースにフィルムを置いていたため、広い範囲を暖めていましたが、保管庫をつくったことでエアコンを効かせるスペースは1/5に縮小。こうして工場を増設しても、電気使用量は以前のまま抑えられているのです。
企業プロフィール
- 会社名
- 大洞印刷株式会社
- 地域
- 岐阜県本巣市
- 業種
- 印刷
- 従業員数
- 57人(2014/3/1現在)
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