今回紹介するのは東京都足立区の株式会社叙々苑フードファクトリー。全国の直営店にすべての食材を供給するセントラルキッチンです。
精肉や野菜、タレといったさまざまな食材を扱う工場でどんな省エネを行ったのでしょうか。達人に伺います。
省エネ経済効果・費用
お手軽度
電力ピーク
約23%削減
2009年(2008年比)
省エネ施策
- 省エネ委員会を組織
- トイレに人感センサーを導入
- 抜くコンセントをテープで色分け
省エネの背景
省エネ施策
1 省エネの土壌づくりから
省エネに取り組むことにはなったものの、なにから始めればいいのかまったくわからない状態からスタートしました。 しかし工場では精肉部門や野菜部門、タレ部門、弁当部門とでエアコンの設定温度や室温もばらばら。 エアコンひとつとっても省エネに取り組める状態ではありませんでした。そこで達人は各部門から代表を選出し、省エネ委員会を発足しました。
2 人感センサーで照明オフ!
省エネ委員会で話し合い、まず着手したのが廊下などの共用部のムダな照明の消灯でした。
さらにトイレには人感センサーを設置し動かないでいるとすぐ消灯するように。しかし、各代表が所属する部門の省エネとなると話は暗礁に乗り上げてしまいました。
3 省エネ行動は10分
例えば設定温度が同じ18℃でも、肉を焼いている現場では室温は30℃を超え、設定温度を上げると精肉を扱う部門では製品に影響が出てしまいます。 しかし、だからこそやる気と工夫が大切だと達人は10分だけエアコンを切るという行動にでます。この10分間で、品質を保ちながら省エネも実現できるということを達人は証明しました。 各部門でこまめにエアコンを切る方法で電気使用料金23%の削減になりました。今後も待機電力のカットなど、従業員一丸となって省エネに励みます。
企業プロフィール
- 会社名
- 株式会社叙々苑フードファクトリー
- 地域
- 東京都足立区
- 業種
- 食品加工
- 従業員数
- 106人(2009/12/1現在)
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