第331回の出演企業は「ケーキハウス・ノリコ」。
1997年の創業以来、昔ながらの素朴な味をベースに、原料や製造法、調理器具に至るまで細部にこだわっています。そのスイーツの数かずは、遠方から来店するファンがいるほどです。
省エネ経済効果・費用
お手軽度
電力ピーク
約19%削減
2015年(2014年比)
電気使用量
約9%削減
2015年(2014年比)
省エネ施策
- オーブンの電源が1段ずつ入るようにタイマーを設定
- オーブンの温度低下に合わせてスイーツの仕込みを行う
省エネの背景
神奈川県横浜市の洋菓子店
省エネ施策
1 オーブンとエアコンの同時稼働が原因
こちらのお店では、以前タイマー機能のない電気オーブンを使用していました。朝の仕込みに合わせて、3段のオーブンを同時に加熱。その熱で厨房内が暑くなるめ、3台のエアコンも全て稼働させていました。するとオーブンとエアコンの同時稼働が原因で、あっという間に電力ピークに。
電気料金削減のカギ!「電力ピーク」とは?
電力ピークとは一日のうちで最も電力使用量の高い30分間の値。電気を多く使う店舗などの企業(高圧契約の場合)では、この値で1年間の電気代のもとになる基本料金が決まります。
2 立ち上げをスケジュール化
その後、石窯オーブンに入れ替えると、新しくタイマー機能が追加されました。オーブンは加熱に時間がかかるため、スタッフが出勤する2時間前から電源が1段ずつ入るようタイマーを設定。また、エアコンもオーブンが加熱するタイミングとずらして稼働しました。
3 オーブンの再加熱は不要
スイーツにはそれぞれに適した調理温度があります。スイーツの種類に合わせてオーブンを加熱するのではなく、オーブンの温度低下に合わせて仕込みを行うようルール化したことで、再加熱する必要がなくなりました。
まとめ
こだわりの味を追求する達人
石窯オーブンは、遠赤外線効果でしっとりと柔らかく焼き上がるそう。おいしいスイーツ作りの裏には、省エネにもこだわる姿が見て取れました。
企業プロフィール
- 会社名
- ケーキハウス・ノリコ
- 地域
- 神奈川県横浜市
- 業種
- 食品加工
- 従業員数
- 10人(2016/4/1現在)
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