第321回の出演企業は「水戸山翠本店」。茨城県水戸市にあるあんこう料理のお店です。
こちらでは看板料理のあんこう鍋をはじめ、茨城愛にあふれた料理の数々を提供しています。達人が取り組んだ省エネのポイントは、当たり前にやっていたこれまでの習慣を見直すこと。どんな気付きがあったのでしょうか。
省エネ経済効果・費用
お手軽度
電力ピーク
約15%削減
2015年(2014年比)
電気使用量
約6%削減
2015年(2014年比)
省エネ施策
- 開店準備中は換気扇を使用しない
- 個室のエアコン、照明は来店状況に合わせて稼働
- ホールのエアコンは店内奥から優先的に稼働
- エアコンが稼働している場所にお客さまを誘導
省エネの背景
伝統の味を守るあんこう料理店
省エネ施策
1 開店準備中の盲点
達人が省エネを意識するようになったのは、2年ほど前。以前は開店30分前になるとエアコンをすべてつけて準備していました。お客さまを快適に迎え入れるためには、すべて必要なものだと考えていました。
しかし、この準備が原因で電力ピークに…。
電気料金削減のカギ!「電力ピーク」とは?
電力ピークとは一日のうちで最も電力使用量の高い30分間の値。電気を多く使う店舗などの企業(高圧契約の場合)では、この値で1年間の電気代のもとになる基本料金が決まります。
だから、電気を使用する時間帯をずらしてピーク時の電力使用量を抑えることで、電気代の削減も見込めるのです。
2 換気扇が原因だった
試行錯誤の末に達人が行き着いた省エネポイントは、店内に設置してある換気扇。この換気扇が店内の冷えた空気を外に逃がす原因となっていました。現在は、準備中に換気扇をつけないようにすることで、エアコンの効率的な稼働が実現しました。
3 営業時間も省エネ!
さらに個室の照明やエアコンはお客さまの来店状況に合わせて稼働。ホールのエアコンもすべてを稼働させるのではなく、店内奥から優先して使用し、その場所にお客さまを誘導することで省エネにつなげました。
まとめ
習慣の見直しが大きな成果を生む
当たり前に行ってきた習慣を見直すことで、さまざまな省エネの改善点を発見。こうして電力ピーク約15%ダウン、電気使用量約6%削減の成果が生まれました。おいしいあんこう料理をご提供する人気店の影の努力を見ることができました。
企業プロフィール
- 会社名
- 水戸山翠本店
- 地域
- 茨城県水戸市
- 業種
- 飲食
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