フロアを拡張しても…
エアコンの稼働を工夫して快適！

省エネ経済効果・費用

お手軽度

約8%削減

2014年（2013年比）

今回は長崎県佐世保市にあるおもちゃのあおき本社の省エネを紹介します。創業は明治13年、おもちゃ問屋を母体とし五月人形などの節句用品から売れ筋玩具まで揃う、地域密着型のおもちゃ専門店です。1万点以上の商品が並ぶ店内を早速調査します！

こちらは約3年前に店舗をリニューアルし、売り場を拡張したといいます。以前はフロア全体の温度管理を壁際に設置された大型エアコンで行っていましたが、場所によって温度差が生じてしまいました。そこで達人は天井埋め込み式のエアコンに変更。このエアコンにひと工夫があるそうです。

それは4台のエアコンのうち2台は吹出口を2つに分け、全部で6ヵ所の吹出口を設けたこと。こうして吹出口を2方向に分けることによって効率よく暖めることができるだけでなく、電気代も1台分で済むため省エネにもつながっていると達人は話します。

さらに出勤時間の8時は事務所がある2階のみ、開店直前に1階を稼働させて2階を送風に切り替えるなど、人の動きに合わせてエアコンの使用を分散させるルールを設けました。フロアを拡張しながらもエアコンの設置と稼働を工夫することで、快適性と効率性を実現しました。