2017年11月5日更新 Vol.58

カラダの芯から暖まる、床暖房
上手に使うコツを紹介します!

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台風22号から変わった低気圧により、東日本では内陸部を中心に冷え込みが強まり、宇都宮では昨年より1週間早く、甲府では昨年より9日早く初霜が観測されました。冬場の暖房をエアコンに頼っている家庭が多いですが、室内の乾燥や足元の寒さ対策に、床暖房を取り入れる家庭やマンションが増えているようです。

床暖房はカラダに優しい


床暖房は、床から直接カラダに伝わる熱と、壁、天井などを暖め、そこから反射してくる輻射熱の両方でカラダを芯から暖める暖房です。空気を直接暖めないため、空気が乾燥せず、室温上昇も緩やかという特徴があります。

床暖房の種類と違い


床暖房の種類は大きく分けて2つ。温水循環式と電気ヒーター式です。この2つは床の暖め方が異なります。温水循環式は、電気やガスで温水を作り、それを床下に敷いた温水マットなどに循環させて暖めます。一方、電気ヒーター式は、床下に電気ヒーターを敷いて発熱させて暖めます。

お財布にやさしい上手な使い方

今回は床暖房を上手に使う方法を3つご紹介します。

1. ON/OFFの回数を減らす
床暖房は、暖まるまでに多くのエネルギーを使います。その使用量は安定運用時と立ち上がり時で約4倍もの差があるそうです。暖まると自動的に省エネ運転になるため、ON/OFFの回数を減らすことが省エネになります。

2.30分は効果が持続
温水循環式の場合、温水パイプのお湯が床下を循環しているため、電源を切ってもすぐには冷めません。外出や就寝の30分前に止めてもしばらく余熱で暖かさが持続します。

3. カーペットなどを敷かない
床暖房は床から部屋全体を暖めるので、カーペットやラグを敷くと効率が悪くなります。床暖房部分では、足つきソファなど床から離れているものを選びましょう。

まとめ


いかがでしたでしょうか。床暖房は温風でほこりなどを巻き上げることがないため、小さな子どもやアレルギー体質の人にも安心して使える暖房です。さらに上手に使って快適な冬にしたいですね。

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