2016年10月25日更新 Vol.21

分ければ資源!混ぜるな危険!
古紙リサイクルの輪をもっと広げよう

  • リサイクル

古紙は大切な資源

私たちの生活において、欠かすことのできない紙。日々、大量の紙が生産・消費される中、その生産を支える原料が「古紙」で、全製紙原料の半分以上を占める「大切な資源」となります。古紙リサイクルは、循環型社会の構築に貢献し、地球環境保全につながる大切な活動です。

古紙の利用はいつから?

製紙産業において古紙の利用が本格的に行われるようになったのは戦後1950年代から。以降、環境意識や技術発達により古紙利用率は年々上昇し、現在の日本での古紙利用率は世界でもトップクラスの約60%を誇っています。そして今年、日本製紙連合会は「2020年度までに65%」という新目標を発表しました。

用途によって古紙の種類が違う

再生される紙製品によって使用する古紙の種類が違うため、古紙の有効利用には正しい分別が不可欠。また、原料にならない異物紙が混ざると製紙工程で重大な障害が起こります。きちんと分けて回収されることで、さまざまな紙製品に生まれ変わるのです。

【ダンボール】ダンボール箱・紙筒など
【雑誌】ダンボール箱・絵本など
【新聞】新聞紙・週刊誌・印刷用紙など
【紙パック】トイレットペーパー、ティッシュペーパーなど

リサイクルがさらに進む3つのポイント!

① 分ける!
分ければ資源!同じ種類ごとに分けて回収に出すことが大切です
② 混ぜない!
防水加工された紙、レシートなどの感熱紙はリサイクルに不適合です
③ 集める!
「古紙は資源」という意識を強くもって、皆さんで集めましょう

皆さん一人ひとりが環境問題をよく考えることで、自然にやさしい古紙が大事にされ、さらに古紙利用製品を積極的に使うことでリサイクルの輪がもっと広がっていきます。

参考:公益財団法人 古紙再生促進センター
http://www.prpc.or.jp/

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