2021年9月15日更新 Vol.197

秋の夜長をエコで明るく
照明を効率よく使う3つのポイント

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9月は旧暦の和名を「長月(ながつき)」といいます。この名前の由来には諸説ありますが、広く知られているものに、日の出ている時間が短くなり夜が長くなる「夜長月(よながつき)」が略されたという説があります。そのほかにも稲の成長具合を表した「穂長月(ほながつき)」、雨の多い秋の天気から「長雨月(ながめつき)」などがあります。

今回は、照明をより明るく使うためのお手入れ方法をご紹介します。秋の夜長の読書や勉強、趣味の時間を省エネ&快適に過ごしましょう。

照明器具の汚れを取って明るさアップ!

電球・蛍光灯などの照明器具は意外にほこりがたまりやすい場所。それにより明るさが低下してしまいますので定期的なお手入れが必要です。

照明のお手入れは、感電や熱による火傷の危険があるので必ず電源を落としてから行ってください。濡れた手で扱うのも厳禁です。照明は傷がつかないよう乾いた柔らかい布で拭きますが、油汚れなどがある場合は中性洗剤に浸した布で拭き、水拭き、乾拭きの順に仕上げます。このときに通電部分は濡らさないようにしましょう。また照明カバーは、素材によって中性洗剤や水洗いが可能ですが、こちらも仕上げの乾拭きはしっかりと行うことがポイントです。
数カ月もしくは半年に1回程度のお手入れがおすすめです。

壁や天井が光を反射して明るく!

部屋の雰囲気を左右するカーテンは照明の明るさにも影響を与えます。カーテンに白系の明るい色を選べば、光が反射して照明の明るさをより活かすことができます。素材も光沢があり滑らかなものを選ぶと、明るく軽やかな印象になります。
また壁や天井、床の色も明るさに影響しますが、リフォームをするとなると手間やコストがかかります。まずは床に敷くフロアマットを明るい色に変えてみてはいかがでしょうか。組み合わせで形や大きさを自由に変えられるジョイントマットなら場所を選びません。

部屋のインテリアを工夫して明るく!

照明の周辺に大きな家具や間仕切りなどを置いていませんか。天井近くまで高さのあるタンスや収納棚などの大きな家具は配置によっては照明の光を遮ってしまう場合があるので注意が必要です。新たに家具を購入する場合は、可能な限り高さを抑えたものを選ぶことで、視界を遮らずに明るさと解放感を得られます。同様にテーブルやソファなどのインテリアを明るい色に揃える、姿見鏡を置いて光を反射させる、なども手軽にできる工夫です。

「照明が暗くなってきたな」と思ったら、交換前にまずは上記の点をチェックしてみましょう。部屋全体から見直すことで、本来の照明の明るさを存分に引き出した効率の良い使い方ができます。

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