2021年6月25日更新 Vol.189

梅雨の必需品!
傘を大切に使おう

  • リサイクル・その他

日本全国で梅雨入りが発表され、本格的な雨のシーズンが到来しました。雨の日の必需品といえば傘ですが、 日本人の1人当たりの傘の所有本数は世界一ということを知っていますか?そしてその大半がビニール傘なのだそう。 以前コラムでビニール傘の再利用についてご紹介しましたが、今回は傘を長く使うためのヒントをご紹介します。

傘の使用方法と国民性

日本人がビニール傘を含め何本も傘を買ってしまうのは日本の気候が関係しているようです。 傘をあまりささないとされている欧米では短時間のうちに止んでしまう雨が多いため、空気も乾燥して濡れてもすぐ乾くので傘を使わない、 または折り畳み傘をもち歩くというケースが多い傾向に。 一方日本では梅雨の期間が長く、1日中雨が降り続くことも多くあります。傘を使う頻度が高いため、日本の人々は都度出し入れする必要のない長傘を選ぶ傾向にあるようです。

愛着のある1本を使う

ビニール傘が溢れてしまう理由の1つに愛着がもてないということが挙げられます。 急な雨が降ってきたときにコンビニなどで手軽に買えるビニール傘は便利ですが、その手軽さゆえに雨が降るたびに新しいものを買ってしまったり失くしてしまったりすることも多いでしょう。 雨の日に使うのが楽しみになるようなお気に入りの傘をもつと長く大切に使えるのではないでしょうか。

お手入れをして気持ちよく

傘を使っているうちに開きづらくなってきたり、布が雨水を吸って乾きにくくなったりしてきます。 傘骨が錆びたり、傘表面についた汚れによって撥水効果が低下したりするためです。 使用後はよく乾かしてからしまい、定期的に表面を濡れた布で拭き、日陰でよく乾かしてから 撥水スプレーを吹きかけてお手入れしましょう。鉄部分の錆びは、市販の防錆・潤滑剤をウェスにつけ、丁寧にこすることで落とせます。 その後、ペンタイプの塗料などを塗っておけば長持ちしますよ。

最後に

最近では傘の持ち運びが簡単にでき、自身の服や周りの人を濡らさない傘カバーも多く発売されています。天気予報もチェックして、なるべく自前の傘を使うようにしたいですね。 また、撥水性に優れる傘の布地はエコバッグにも最適です。傘の寿命は3年~4年と言われているので、くたびれてきたと感じたら布部分を使った小物につくり変えることでお気に入りの柄を手元に残すこともできます。少し上級者向けですが、試してみてはいかがでしょうか。

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