2020年8月25日更新 Vol.159

掃除に使える!紅茶の茶葉の活用法

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捨てていませんか?

おいしく入れた紅茶を飲んで、リラックスタイムを過ごす方も多くいらっしゃると思います。皆さんは紅茶を入れたあとの茶葉を、そのままゴミとして捨てていませんか。これまでに本コラムで紹介した「コーヒーかす」や「お茶がら」同様、紅茶の茶葉にも活用法があります。今回のコラムではその活用法を紹介します。

玄関を掃除

緑茶のお茶がらで玄関を掃除する方法はよく知られていますが、同じように紅茶の茶葉でも玄関を掃除できます。茶葉は乾燥させず、水気を絞った状態のものを使います。茶葉を玄関に撒き、後はほうきで掃くだけ。ほこりが茶葉にまとわりつき、簡単に玄関がきれいになります。ただし、玄関の床が薄い色の場合は紅茶の色がついてしまうことがありますので注意が必要です。

フローリングを拭き掃除

一般的にフローリングの色合い(白木など薄い色以外の場合)は、紅茶の色に似ていませんか。紅茶に含まれる成分タンニン(カテキン)は、フローリングのコーティング剤にも含まれています。鍋に水と茶葉を入れ火にかけ、フローリングの色に合うように煮出します。ティーバッグの場合はそのまま、リーフティーの場合は出汁パックなどに入れると便利です。お好みの色が出たらよく冷まし、30℃から40℃くらいになったらバケツに移し替えてできあがりです。温度の確認のときなどは、やけどに注意してください。掃除は雑巾を浸して固く絞り、フローリングの板目に沿って軽くふくだけ。タンニンがフローリングの木目の暖色を強調し、小さなキズを目立たなくします。あまり濃く煮出してしまうと紅茶の色が目立つ場合もありますので、目立たないところで試してから行うようにしましょう。

油汚れを取り除く

紅茶はアルカリ性なので、油汚れのような酸性の汚れには効果があります。フローリングの掃除と同様、ティーバッグの場合はそのまま、リーフティーの場合は出汁パックなどに入れた茶葉を水で湿らせ、汚れを擦ります。キッチンのシンクや排水溝、三角コーナーなどからお試しください。また、茶葉には消臭効果もあるため、魚焼きグリルの油汚れを落とすことはもちろんのこと、生臭いにおいにも効果があります。新品の茶葉よりも一度紅茶を入れた茶葉の方がアルカリ性が強いため、油汚れには効果的です。
以上のように、紅茶の茶葉はいろいろな掃除に使えるアイテムです。茶葉を捨てずに活用してみませんか。

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